起業家として成功するために、日々勉強の一環として読書などをしている人もいると思います。
実際、成功者は読書をしている人も多いし、自己啓発本などを読むことは勉強にもなりとてもいいことです。
自己啓発本の中でも特に有名なものとして「七つの習慣」という本がありますが、聞いたことのある人も多いでしょう。
七つの習慣は世界的な大ベストセラーを記録した最も有名な自己啓発本であり、これ一冊読めば他の自己啓発本は読まなくてもいいというくらい完成されたものです。
しかし、内容も簡単ではないしなかなか読んでみる気になれない人も多いのではないでしょうか。
七つの習慣は一度理解して心得ることが出来ればビジネスだけでなく人生において役に立てることのできる良書です。
読まないのがもったいないくらいの本なので、読んだことのない人でもわかりやすいように簡単に解説したいと思います。
七つの習慣の基本となる考え方
まず、七つの習慣には土台となる考え方があります。
真の成功を手に入れるためには自分の人格を磨くことが必要で、そのために「インサイドアウト」と「パラダイムシフト」が重用だということです。
インサイドアウトとは、簡単に言えば「自分が変われば世界が変わる」ということです。
自分を取り巻く環境や問題の原因を他人や周囲のせいにするのではなく、まずは自分を磨き自分を変えることで良い方向へと変えていこうということです。
パラダイムシフトとは、色眼鏡を外す、ということです。
パラダイムとは、物の見方や考え方のことで、人はそれぞれ今までの経験などから物事をあるがままではなく偏見的に見ています。
こういった固定観念などを抱いて普段物事を見ているということを自覚し、ありのままに物事を理解することで自分の世界を良い方向へ変えていけるということです。
これらの考え方が、七つの習慣の土台となっているのでしっかりと理解することが大切です。
第一の習慣:主体的である
主体的であるとは、物事に対してどう反応するかは自分で決めることができる、ということです。
これこそインサイドアウトの考え方であり、ある刺激を受けたときに周りのせいにするのではなく、怒るのか、傷つくのか、前向きに捉えるのかなど、どう反応するかは自分次第という考え方です。
主体的であれば周りに左右されずに自分で自分をコントロールし問題解決していけるようになるのです。
第二の習慣:終わりを思い描くことから始める
これはビジネスを成功させる上でもかなり重要で、「目標を決める」ということです。
物事を始めるときは常にゴールとなる目標を作ることでそれに向かって進んでいけるようになります。
七つの習慣では、ゴールとは人生の終わりであり、どのような一生を送りたいか人生の目的を決めることと言われています。
第三の習慣:最優先事項を優先する
これもビジネスにとっては大切なことで、エッセンシャル思考と呼ばれるものに繋がります。
第一領域:緊急かつ重要
第二領域:緊急でないが重要
第三領域:緊急だが重要でない
第四領域:緊急でも重要でもない
このような4つの区分に分けたとき、第二領域を最優先することが大事だということです。
緊急性があればやらざるを得ませんが、出来る限り緊急性のない重要なこと、自分の人生に関わるようなことに時間を使うべきなのです。
第四の習慣:Win-Winを考える
これは人間関係に重要な考え方で、相互利益を求めれば良好な関係を築くことができるということです。
加えて「NoDeal(取引しない)」という考え方もあり、お互いの利益にならなければ勇気を出して断ることも重要です。
第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
人は理解されたい生き物です。
自分のことばかりを押し付けるのではなく、まず相手を理解しようとすることが大切です。
相手を理解してあげれば、相手も自分を理解しようとしてくれるでしょう。
第六の習慣:シナジーを作り出す
シナジーとは「相乗効果」という意味です。
他人と意見が食い違うことってよくありますよね。
Aの意見とBの意見があり、しかしそれを踏まえて新たなCの発想を生み出すこと、他人と協力してより高い効果を生み出すことが大切ということですね。
第七の習慣:刃を研ぐ
人間の持つ4つの側面「肉体、精神、知性、社会・情緒」を磨き続け、維持していこうという考えです。
ここまでの六つの習慣を忘れずに成長していこうという集大成のような考え方です。
まとめ
七つの習慣を身につければビジネスはもちろん、人生においても大いに役立つことでしょう。
七つの習慣はビジネスでも十分に応用できる思考法です。
ぜひ日々の生活に役立ててみるといいでしょう。