あなたは何かを達成しようとする時、しっかりと目標は立てているでしょうか。
目標をしっかりと立てることは何かを成功させたい時にとても重要になってきます。
目標を立てることでゴールが明確になり、自分が何をするべきなのかがブレにくくなったり、モチベーションを保つことにも繋がります。
しかし、今までに何度も目標を立てても結局達成できなかったり、三日坊主になってばかりだったという人も多いのではないでしょうか。
そんな時に効果的な、目標の上手な設定方法を紹介します。
タイムマシン法
タイムマシン法とは、自分の最終目標と達成までにかける時間を設定し、そこから逆算して時間を細かく区切り目標を設定する方法です。
そうすることで、いつまでにどの程度の目標を達成しなければならないのかが明確になり、途中でダレたり目標を見失ってしまうリスクが少なくなります。
具体的には、短期目標、中期目標、長期目標と分けて設定することが大切です。
短期目標は数日程度で達成できるハードルの低いものを、中期目標は最終目標のステップとなるようなものを、長期目標は最終的にいつまでに何を達成したいのかを具体的に設定するのがコツです。
例えばよくRPGゲームなどでは、最終目標はラスボスを倒すことですが、それまでに途中でいくつも中ボスが出てきますよね。
中ボスとはいわば中期目標のようなものです。
このように途中途中でステップとなる目標を挟むことでモチベーションの維持にも繋がるし、常に目標が明確になるため非常に効果的な方法です。
SMART法
SMART法とは目標を具体的に設定させるための方法で、それぞれのアルファベットが目標設定のポイントの頭文字となっています。
S「Specific(具体的である)」
M「Measurable(測定可能である)」
A「Attractive(達成可能である)」
R「Realistic(現実的である)」
T「Time-related(期限がある)」
これに沿って目標を設定するだけで、自分の身の丈に合った最適な目標を立てることができるので、結果的に達成しやすくなるのです。
つまり、自分にとって現実的に達成可能な範囲で、期限を設け、数値化することができる具体的な内容で目標を設定すればいいということです。
特に、目標を数値化する、期限を設けるという部分は目標が達成できているかどうか瞬時に判断できるためとても効率的だと言えます。
今まで目標の立て方がわからず曖昧な目標しか立ててこなかった人は参考にしてみるといいでしょう。
PDCAサイクル
社会人であれば恐らく誰でも一度は聞いたことのある、おなじみの方法です。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを回すことを意味します。
仕事の効率化を図る方法として知られていますが、目標を達成するためにはとても重要なことです。
また、最近ではPの前にG(ゴール)を付け足す「G-PDCA」という考え方もあります。
これは、大元となる最終目標がなければモチベーションを保つのが難しいとして付け足す人もいます。
PDCAにおいて大切なのは、C(評価)とA(改善)です。
PDCAを上手く回せないほとんどの人が、この評価と改善の部分ができていません。
計画を立てて実行するのはいいのですが、実行ばかりにとらわれて「PDDD」となりがちです。
実行してからその結果がどうなったのかを分析し、どうすればもっとよくなるのか仮説を立てて改善していくことが必要です。
これは成功者と呼ばれる人達に共通する考え方の一つでもあります。
もちろん行動することも一番大事なのですが、闇雲に行動ばかりしていても空回りしてしまいます。
ちゃんとその結果どうなったのかを見て、仮説・検証、そして改善を繰り返していくことが成功へのカギとなるでしょう。
Pの計画の立て方は、タイムマシン法やSMART法を使えば上手く立てられると思います。
また、SMART法を使えばM(測定可能である)の部分で数値化しているので、PDCAのC(評価)の部分がわかりやすくなります。
数値化していれば達成できているのかどうかが一発でわかりますからね。
PDCAサイクルは仕事術の一つと思われがちですが、設定した目標を達成させるために非常に効率の良い方法です。
まとめ
脱サラして起業したいと思っている人はもちろん、他に何かやりたいことや成し遂げたいことがある人は、必ず大元となる夢や理想があるはずです。
しかし、夢と目標は違うものです。
夢とは自分の理想とするその状態であり、目標とは夢を叶えるためのステップと言ってもいいかもしれません。
だから目標はより具体的に設定する必要があります。
目標を達成することを少しずつでも積み重ねていけば、いつか必ず自分の理想とする状態、夢を叶えることができるでしょう。
何か達成した目標がある方はぜひ参考にしてみてください。