時間を有効活用できるだけじゃない!メリットしかない「朝活」のやり方とは?

「朝活」という言葉、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

朝活とは、いつもより早く起床して時間を有効活用する時間の使い方のことです。

私も元々は夜型人間で、夜遅くまで起きて仕事をしたり自分の時間を使うことが多かったのですが、朝活を始めて朝型になってからは生産性もあがりいいこと尽くめです。

会社員をしながら副業したり、脱サラで起業しても生活リズムが崩れたりしている人も多いかもしれませんが、そういう方にも朝活はとてもおすすめできます。

なぜ朝活がこんなにもおすすめできるのか、そのポイントやメリットを解説します。

朝活のメリットとは?

  1. 生活リズムが整う

朝活のメリットとしてまず挙げられるのが、生活リズムが整うということです。

本来人間というものは、夜に寝て朝起きるという当たり前のような生活リズムが理想とされています。

しかし夜更かししてしまったり、休日は昼まで寝てしまったりと、なかなかその当たり前の生活リズムを維持できないことが多いですよね。

生活リズムが整うことで、身体の調子も整うというメリットがあります。

実際に早起きしてみるとわかると思いますが、昼間でダラダラ寝ているよりも、朝しっかりと起きた方が何だか気持ちもすっきりしていると思います。

昼間で寝ていると身体がダルかったり、やる気も上がらないようなことを感じることも多いと思いますが、早起きすることはこのような不調もなくなり健康にもいいのです。

また、朝起きて太陽の光を浴びることで、睡眠ホルモンの分泌が停止し、セロトニンと呼ばれるホルモンが分泌されるようになります。

セロトニンは通称「幸せホルモン」と呼ばれており、セロトニンが分泌されることで自律神経が整い心にも安定をもたらし鬱予防の効果もあると言われています。

このように朝活は心身ともに健康を維持するのにとても効果的なのです。

  1. 一日が長く感じる

時間というものは誰にでも平等にあるものです。

どんな人間にも、一日というのは24時間しかありません。

ですが起きるのが遅かったりすると、さっき起きたばかりなのに気づけばもう夕方、ということもよくあるのではないでしょうか。

朝早く起きることによって、体感的に一日が長くなったように感じることができます。

一日が長くなれば心にも余裕が生まれるし、何だか得した気分になりませんか?

時間というのは24時間しかないので長くなったり短くなったりすることは実際にはあり得ないのですが、朝活をすることで時間を作り出すことができます。

ビジネスや起業で成功するためには時間を大事にして有効活用するというのは必要不可欠です。

時間が足りていない人や、なかなか自分のことに時間が取れない人などには朝早く起きるというのはかなり有効な手段でしょう。

  1. 朝は最も集中力が高まる時間帯である

朝活が有利な理由として、朝は人間が最も集中できる時間帯であるということが挙げられます。

朝というのは寝て起きたばかりなので、まだ脳が目覚めていないのではないかと思われるかもしれませんが、しっかりと目覚めることができれば日中や夜に比べてかなり集中できます。

その理由として、人間は寝ている間に記憶や脳内を整理しているからなのです。

また、寝ている間に体力も回復できています。

要するに朝起きたばかりの状態とは、体力満タンの状態から始めることができるということです。

日中仕事をして夜から自分の副業だったり何かしようと思うと、体も頭も疲れている状態なので、なかなか集中しようと思うと難しいでしょう。

一説には朝は夜に比べて3倍もの集中力を発揮できるとも言われています。

何か集中して取り組みたいことがあるとき、朝にやるのが一番ちょうどいいのです。

朝起きれない人はどうしたらいいのか?

このようにメリットのたくさんある朝活ですが、朝に弱かったりなかなか起きれないという人ももちろんいると思います。

そんな人でも起きられるためのコツがいくつかあるので紹介します。

  1. 寝る前にスマホやパソコン画面を見ない

これは聞いたことがある人も多いと思いますが、寝る前にスマホやパソコンを見ていると寝つきが悪くなってしまうためです。

なぜ寝つきが悪くなってしまうかと言うと、スマホやパソコンの画面からはブルーライトという光が発せられています。

このブルーライトには、メラトニンというホルモンを抑制する効果がありますが、メラトニンは分泌されることで睡眠を促す役割をしています。

日中にブルーライトを浴びればこのメラトニンが抑制され活動的になれるのですが、寝る前にスマホなどの明るい光を見てしまうことでメラトニンが抑制され、身体が昼だと勘違いすることで寝つきが悪くなってしまうのです。

ブルーライトの影響によって体内時計も狂い生活リズムが崩れる原因になってしまうので、寝る前はスマホやパソコン画面などをあまり見ないように気をつけましょう。

  1. スヌーズ機能を使わない

朝起きれない人の中にはアラームのスヌーズ機能が手放せない人も多いでしょう。

しかし、朝すっきり目覚めるためにはスヌーズ機能を使うのはおすすめしません。

意外かもしれませんが、スヌーズ機能を使うと朝すっきりと目覚められないというのは睡眠の研究によっても明らかにされているのです。

朝アラームが鳴って目が覚めた後、もう一度スヌーズが鳴るからと二度寝してしまうと、目覚めたはずの脳がもう一度睡眠に入ってしまうのです。

スヌーズが鳴るころには、熟睡している中無理やり叩き起こされたような状態になるため、これではすっきり起きられるはずもありませんよね。

また、スヌーズ機能をセットしていると自分に甘くなってしまい、もう少しだけ寝るということを自分に許してしまうことになります。

こうして何度もスヌーズのループに陥り結果的に起きるのが遅くなってしまうという経験をしたことのある人も少なくないでしょう。

朝が苦手な人には辛いかもしれませんが、すっきりと目覚めるためにはアラームで一発で起きた方がその時はまだ眠くても結果的にすっきり目覚めることができるのです。

  1. 起きたらカーテンを開け、日光を浴びる

人間の体内時計は25時間周期だと言われています。

それに対して1日は24時間しかないため、何もしないでいると毎日1時間ずつ体内時計が狂っていく計算になりますよね。

しかし、朝太陽の光を浴びることでこの体内時計をリセットすることができます。

太陽の光を浴びて体内時計をリセットすると、気持ちよく起きれるだけでなく規則正しい生活リズムを送れるようにもなります。

朝起きてすぐカーテンを開けるのが難しい人は、夜寝るときにカーテンを開けたまま寝るというのもおすすめです。

  1. 起きたら冷たい水で顔を洗う

起きたら冷たい水で顔を洗うというのも目覚めるためには有効です。

想像しただけでも一発で目が覚めそうな方法ですが、冷たい水で顔を洗うことによって体が刺激され、交感神経が活発になります。

人間は、朝に交感神経が活発になり、夜は副交感神経が活発になります。

簡単に言うと、交感神経とは活動モード、副交感神経とは休息モードという感じでしょうか。

冷たい水で顔を洗うと交感神経が活発になるため、身体が活動モードにシフトチェンジできるということです。

また、顔を洗う以外にも、冷たい水を飲むというのも効果があります。

冷たい水を飲むことで同じく交感神経が刺激され、睡眠中に失われた水分の補給もでき健康にもいいためおすすめです。

朝活ではなく夜活はどうなのか?

朝が苦手な人は、夜型の人が多いと思うので、夜活ではダメなのかという疑問も当然浮かんでくると思います。

夜活にももちろんメリットやデメリットといったものがあります。

  1. 夜はリラックスできる

夜は先ほど説明した通り、副交感神経が活発になるため身体が休息モードになりリラックスした状態になります。

そのため、夜はアイディアなどが必要とされるようなクリエイティブな活動に向いていると言われています。

  1. 知識が定着しやすい

人間は睡眠中に記憶を整理し定着させようとします。

そのため、寝る前に勉強することでその内容が睡眠時に整理され、定着しやすいというメリットもあります。

特に、寝る前の1時間は勉強のゴールデンタイムと言われることもあります。

暗記したいことがあったり、知識を定着させたければ夜寝る前に勉強をする方が有効だと言えます。

  1. 夜活は睡眠不足になりやすい

朝活は早起きしなければ時間が確保できないのに対し、夜は起きていようと思えばいくらでも時間が取れます。

そのため睡眠時間を削ってまで夜活しようとすると睡眠不足になってしまいがちです。

また、朝活するためには規則正しい生活、夜にしっかり寝るということが大切になってきます。

夜活したいのであれば、睡眠不足にならないよう時間をきちんと制限して寝る時間を決めることが大切です。

朝活を続けるコツ

朝活をしようと思っても朝起きるのが辛いとどうしても継続するのが難しいでしょう。

朝活するために挫折してしまわないコツを紹介します。

  1. 目標を持つ

朝活するために朝早く起きるのが辛い人は、朝起きて時間を何に使いたいのか、何を達成したいのか目標を明確にしましょう。

目標が曖昧だと無理に朝起きる必要が感じられなくなるため、目標を持つことが大切です。

また、ここまで説明したメリットをしっかりと理解し、朝活することでこのようなメリットがあるのだと自分に言い聞かせるというのも有効になります。

  1. 睡眠時間はしっかりと確保する

早く起きるためには、やはり夜更かしせずしっかりと睡眠時間を確保するのが一番大事です。

睡眠時間を削って朝活するのではなく、寝る時間を早めて朝早く起きるという意識を持つことです。

また、いきなり早く起きようとしないことです。

人間の体内時計は1日に1時間しかずらせないと言われています。

そのため、今までよりも2時間早く起きようと思ったら2日かかることになります。

早く起きれるようになるまでには時間がかかるのだと理解せずにいきなり2時間早く起きようとすると挫折の原因になるので気をつけましょう。

まとめ

このようにメリットだらけの朝活ですが、いきなりやろうとすると難しいし、朝が苦手な人には辛いでしょう。

しかし、成功者と呼ばれる人たちには朝活している人が多いというのも事実です。

成功するためには朝活に限らず、時間管理をしっかりとするということが大切なので、時間を確保するのに困っている人などにはかなり有効です。

なかなか時間を確保することができない人は、このメリットだらけの朝活、ぜひやってみてはいかがでしょうか。